沖縄現地報告

百人委員会は、米軍基地問題で揺れ動く沖縄の仲間と連帯すべく、
3月12日〜14日までの3日間、4名の仲間を海兵隊用のヘリパット
の新設を強行している東村高江地区と普天間基地の移設先に強制
されている辺野古の両地区の基地新設反対運動の現場に派遣しま
した。
 現地では、工事阻止を目指して座り込み監視テントが設置され、多
くの市民が交代で日米同盟の名の下で新たな米軍基地の建設に反
対し、着工・継続工事阻止に向けた厳しい監視の目を凝らして居まし
た。
 我々の仲間は、それぞれの監視テントの沖縄の皆さんと交流を図り
沖縄の基地問題や高江や辺野古の現状をつぶさに見聞しました。
 そうした中で沖縄の基地問題は、自らの問題であるとの認識の下
今後とも沖縄の反基地闘争と連帯して行く決意を固めました。
 何時までも沖縄をアメリカ軍の支配下に置いていて良いのか?
基地の中の沖縄状態をいつまで許すのか?日本国民全員の問題
として考え行動すべきとつくづく思わされる3日間でした。
                                    

(東村高江のヘリパットの工事用出入り口)

(高江の監視座り込みテントにて説明を受ける)

国頭郡東村高江のヘリパット反対現地にて

(市民の手で封鎖された工事用出入り口)

(多くの市民が交代で監視を続ける)

辺野古地区の反対闘争現地にて

東村は、所謂、沖縄の山原(ヤンバル)地区にあり山原水鶏
 (ヤンバルクイナ)の生息地域でもあり自然豊かな貴重な動植物
 の宝庫です、環境問題や環境破壊に対して国際的発言をする
 アメリカは、自国利益の為には、なりふり構わず強権的な行動を
 するのです、山原の貴重な森は、アメリカ海兵隊に占有されゲリラ戦の訓練地 にもされていて、時折、農作業をする農民の前に武装して
 迷彩を施したアメリカ兵が現れては、農民の怒りを買っております。 

(塀の向こうが辺野古予定地陸上部分)

(埋め立て予定のジュゴンが住む海)

(辺野古の現状に聞き入る派遣メンバ−)

(詳細な説明に認識を深める)

名護市辺野古地区は、世界一危険な基地と言われる普天間
   基地の移設代替えの為に、名護市にあるキャンプシュワブの
   沖合を埋め立て陸上部と繋げた基地を造ると言う、辺野古の
   沖は、珊瑚礁と人魚のモデルと言われる絶滅危惧IA類の
   ジュゴンや同じく絶滅危惧種のアオサンゴの群生も確認され
   た自然の宝庫、東村と同じで貴重な自然環境を何のためらい
   も無く破壊するアメリカの傲慢な対応に益々怒りがこみ上げた、
   この二の新基地は、日米同盟の名の下、戦後の辛酸を舐め
   続けた沖縄県民に対する新たなる侮辱でもある。
    

inserted by FC2 system