東埼玉100人委員会 設立趣旨

  2009年8月30日に行われた衆議院議員選挙において、戦後初めての本格的な政権交代がおき
  
  民主党政権が誕生した。
  
  民主党に対する投票率は47%、獲得議席数308議席 73%の議席を獲得するという小選挙区制
 
  特有の議席変化だが、選挙制度に対する批判は別においても、今回の民主党の躍進は、小泉が
 
  進めた新自由主義に基づく構造改革路線、弱者切り捨て政策に追従する自公連立政権に対する
 
  民衆の心底からの怒りが民主党を政権の座に押し上げたと言える。
 
   熱しやすく冷めやすいという国民性を差し引いても、民主党に対する期待は、一過性のものではない。
  
  しかし、同時に民主党が小泉の進めてきた「構造改革」に真に対決できるかと言うとこれもまた疑問で
  
  ある。
  
  不断に民衆の側からの圧力がなければ、容易に変節してしまう。
 
  その役割を当面、社民党・国民新党が閣内から副次的に担うことになるが、しかし、政権与党としての
 
  限界がある。
  
   一方、建設野党を標榜する共産党に対する期待は大きいが、柔軟になったとは言え、右から左まで
  
  抱えるには限界がある。
 
  とりわけ左に対するセクト主義が克服されているとは言えない、では、残るのは、新左翼と言われる
 
  左派だが、現実は、自公政権に対する批判勢力として、今回の衆議院選挙で統一候補を擁立し、議席
 
  を確保したわけでもない。
 
   だからといって、今回発足する東埼玉100人委員会は、新たな左派の結集を自己目的化して活動する
 
  ということではない。
 
   昨年来、映画「靖国」の自主上映にはじまり、本年におけるパレスチナ問題・イスラエルのガザ侵攻を糾弾
 
  する映画と講演の集や「9.21格差社会と貧困問題」を考える映画と講演の集等々の開催を取り組んだ
 
  主要メンバ−が東埼玉100人委員会立ち上げ呼びかけ人に名前を連ねたことを考えるとこれらの活動が
 
  100人委員会の立ち上げの原動力になっていると思います。
 
  
   東埼玉100人委員会は、民主党政権下における民衆・市民運動の模索を前提として、また、100人委員会
  
  に連なるこれらの一連の取り組みを土台として、自らを東埼玉における政治・文化フォ−ラムとして位置づけ
  
  政治的集会所としての役割を担う。
  
   そのため、100人委員会は、民主的な組織として広く市民・民衆に信頼される様々な行動提起を行い
  
  社会正義の実現に資するものとします。

                                                        2009年10月
   
                                              代表 
石井孝幸



設立呼びかけ人  

                   石井孝幸(越谷)    高橋賢治(草加市) 

              高橋 猛(三ク市)  武井由貴(越谷市)

              戸張 治(越谷市) 那倉吉男(越谷市) 
       
              森田貞次(越谷市) 安間弘志(越谷市)
               
                               他 25 名 


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